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2021-1-12

問題とは何か

 問題ということばは、じつによく使われる。われわれは、問題とは何かがわからずに、やたらに使ってはいないであろうか。・・・筆者はつぎのように考える。
 問題とは、計画(標準)と現状との差である。
 生産計画に対して、現状はそれより遅れているなら、その差が問題なのだ。不良品というのは、目標品質までいっていないから問題なのである。
 大きく会社の問題とは、会社の目標と現状との差である。トップの方針と現状との差が問題なのである。
 こう考えると、問題はなんであるかが明りょうにつかめる。数字で表現された目標や標準があれば、問題はハッキリと数字でつかむことができるのである。これならばピンとくるのである。とすると、方針、目標、計画、標準などのないところに問題は存在しないといってよい。あるのは現象だけである。不良品がでるといっても、不良品をなくそうとする意欲があるから問題となるのであって、「ある程度の不良は仕方がない」と思っている人には、不良というのは現象であって問題ではないのである。
 であるから、問題というものは存在するのでなくて、つくりだすものであり、生みだすものである。高い目標を設定した瞬間に、目標と現状との差が問題になってくるのである。現状に満足しているものには問題はない。向上しようとする意欲から問題が生みだされる。高い目標や、高い標準を設定すればするほど、問題は大きくなるのだ。現状とのギャップが大きいからだ。
 こう考えてくると、問題解決とは、計画と実績との差をつめること、すなわち統制することなのだ、ということがいえるのである。

(マネジメントへの挑戦 一倉定著 日経BPより引用)

 新年明けましておめでとうございます。
 新年ますますコロナの猛威が大きくなり、まだまだビジネスに大きな影響を及ぼす状況が続いています。そんな中で、「我が社は問題が山積みだ」と社員に言ってませんか。
 問題の発生場面は、計画や方針を明確に社員に伝えている場合だけです。何も伝えずに問題だ問題だとするのは実は御法度です。
 利益が出せず問題だ、と言われることもあるでしょう。その場合でも、どこでどう利益を出すのか、取るべき行動計画・行動方針を社員に伝え、その差をまず問題とすべきではないでしょうか。
 そして「問題解決への5つの意思決定」として、考える順番を著者は明示しています。
 ①問題とは何か、②原因は何か、③考えられるだけの対策は何か、④その中の決定は何か、⑤結果はどうか、と言う過程です。そしてすぐ変更していく手順です。
 漠然に問題だと感じたら、一度丁寧に冷静に分析してみて、今年の我が社を経営者自ら設計し直してみることを始めてみませんか。

所長による経営随想コラム R0301号

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