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2022-2-4

イノベーションで田舎は甦る

 田舎は本当にダメになったのか?この疑問をもとに学生たちと行った取り組みからは、やり方を変えることで、田舎でも収入を増やせることが分かった。過疎化と高齢化を理由に、田舎はダメになったと単純に決めつけるのは間違っている。そう思うようになった。
 私の田舎では、時代が変わったために、昔からの農業や漁業が立ち行かなくなり、もはや住み続けられなくなった、と人々は思い込んでいる。本当にそうだろうか?
 いろいろ試してみるとどうも違う。今までのやり方を見直して、その地域の「今」に最も適した組み合わせを試してみた。道方竈でキャベツを作り、近くのスーパーを通して売ると米の三倍の収入が得られた。漁港に水揚げされた魚を自分たちで津市に運んで売れば、漁師の取り分が三倍になり、安い値段で買えたと消費者にも喜んでもらえた。
 やり方を変えただけである。
 私たちは、時代が変化したことの本当の意味を理解せず、変化に適応することもせず、ただ諦めているのではないのか。地域で続けられてきた仕組みに盲目的にしがみつき、落ちていってるのではないか。
 周りを見渡すと人々が減り、これまでの農業、漁業がダメになっている。一方では、新しくて便利なものが田舎にも入ってきている。なぜ、立ち止まって今までの考え方、やり方を創造的に破壊し、地域に新たに入ってきたものと最も良いと思う形で組み合わせようとしないのか。やってみると、富を生み出すことができる。キャベツの栽培、「お福わけ市」の取り組みから、そう確信するようになった。

(社長100人博士化計画 月兎社 三重大学教授 西村訓弘著より引用)

 筆者は、学生と中小企業経営者とで、地域活性にパワフルに取り組んでいる先生です。ご一緒する会議でも常に元気とアイデアを頂いています。
 コロナをきっかけに、今年から来年に向かって、速いスピードで価値観の変化が起き始めています。過去の経験だけで乗り切ることも難しく、広い視野が要求される時代への突入といえるのかも知れません。
 そんな中で、どうしたらその突破口がみえるのでしょうか。
 実は、世代を超えたコミュニティーに加わること、自分と違った業界や異なる分野に触れる機会、若者の違った価値観と行動力に触れる機会を多く作ることが、視野を広げるためには有用な行動ではないでしょうか。
 筆者は、夢を語ることを「アホくさい」と切り捨てず、いい大人たちが「青くさく」語り合う場にしたいとする姿勢の中で、以下をミッションとして語られています。
 
 地域の高校、社会に出向き、頑張っている人、頑張ろうとしている人たちの良いところを見つけ、それぞれの活動、考え方を褒め、孤立している人を同じような境遇の人たちに繋ぐ。これが、大学教授の肩書きをいただいている私の、重要なミッションであると確信するようになった。日頃意識していることは、とてもシンプルだ。
  「見つけて、褒めて、繋ぐ」それだけである。

所長による経営随想コラム R0402号

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