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2022-4-8

市場の多角化

~市場を多角化するということは、
どのような会社にとっても優れた企業構造の一つの型である。~

 どんな業界にも、斜陽化の危険は必ずある。
 永久に成長し続ける業界はないのだ。もしも業界それ自体が斜陽化してしまえば、いくらその中で頑張ってもダメである。業界としての時期的な消長があり、業界固有の季節変動もある。
 一つの業界に棲みついていたら、それらの影響を100%受けてしまう。まともにこの打撃をうけたら、つぶれないまでも、大幅な業績低下や季節変動による定期的な業績低下を来すのである。この危険をさけるためには、二つ以上の業界にまたがることである。・・・
 「多角化」とは、棲みつく業界を多角化していくことである。「内部、つまり技術は専門化し、外部、つまり市場を多角化する」ということは、どのような会社にとっても、優れた企業構造の一つの型である。

(日本経営合理化協会 一倉定の社長学第1巻「経営戦略」より引用)

 コロナ禍が終焉に向かい出した昨今ではあるも、ロシアウクライナ戦争による不安定な環境下の中で、今後のあり方に大きく不安を感じる現状となっているように思います。
 そして、この環境により自社のビジネスモデルを変えられてしまう可能性は低くないと考える覚悟も今必要だと思います。
 先ず、既存のビジネスを壊さないでリスクをできるだけ避けて進むためには、市場の多角化を検討することが最も大切であると著者は説いています。市場の多角化とは、会社の強みや技術の核を十分に理解したうえで、それを他の市場で活かすことです。
 簡単なことではありません。しかし、事業活動の本質は、市場活動だと著者は定義しています。市場を見極め、どう市場が変化しているのか、我が社が新たに進める市場はどこなのか、隣の市場なのか、大手が参入しない市場なのか、新しい市場なのか、粘り強く探すことが必要な時代といえると思います。
 フットワークの良い中小企業だからできるビジネスは必ずあります。経営者は、今を憂うのではない、情報入手のために積極的に動くことが重要であり、それが1年後、2年後に大きな差になって現れるはずです。今が新しい時代へ突入していく入り口と思っています。

所長による経営随想コラム R0404号

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