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2022-7-5

社長の正しい姿勢こそ正しい経営の基礎である

 では、正しい姿勢とは何か。一倉は「責任感」と指摘している。それではさらに、その責任感とはいったいどのようなものなのか。
 社長がもつべき責任感について、一倉は端的に説明している。
 「郵便ポストが赤いのも社長の責任である」
 この言葉は無理難題であると感じるかもしれないが、社長はそれほどの覚悟をもつて経営にあたらなければならないという主張だ。
 社会を騒がせる数多くの企業不祥事の原因をつぶさに探ってみると、その背後に、経営に対する社長の責任感の欠落があることがわかる。世間の耳目を集める企業不祥事は後を絶たず、業種業態にかかわらず企業規模にも関係なく起きている。ケースはさまざまだが、経営に対する社長の責任感の欠落という点が共通している。
 たとえ企業不祥事が外部に露見しなくとも、会社内部で潜在的なリスクを抱えている企業は多いだろう。企業ガバナンスを掲げて制度を整備しても不祥事は起きる。
 だからこそ、社長は、自分の会社が不祥事とは無縁の「よい会社」であり続けるために、一倉の言葉を真摯に受けとめて、事業経営に対する姿勢と責任感を謙虚に振り返るべきだろう。  ●「責任感」が会社発展の原点だ
(あさ出版 伊藤彰彦著 社長学マップで分かる!図解一倉定の実践社長学 より引用)

 最近は、故一倉先生に関する著書が多く出されています。何十年も前に書かれた書籍に対する解説本ですが、先行き不透明さを呈している今の時代に、原点回帰を促しているものであるかも知れません。
 当時一倉先生の書かれた本は、経営の姑息な部分や経営者の逃げる姿勢を大きく嫌う主張がありました。その上で、顧客心理をどう把握し、競合者をどう捉え、そのためにどう行動するかの原理原則を伝えるものであったように思います。
 あらゆる場面でデジタル移行が大きく進む現在、最終的な経営者の姿勢を「責任感」ベースに考えることができれば、社員の働きやすさや安心さの実現、顧客の信頼を勝ち取る行動に繋がることが可能となる大切な部分であると思います。しかし、そのためには、腹をくくる覚悟を持った経営が実は必要になりますが。
 創業者においては当たり前な話と映るかも知れませんが、例えば、後継者にとっては、かなり覚悟がいる話でもあります。なんせ、「郵便ポストが赤いのも社長の責任である」からです。
 でも、覚悟さえしてしまえば、経営は苦痛なものでなくなるはずです、そして成長へのやりがいも計り知れないものとなってきます。
 さあ、不透明な時代だからこそ、一倉式の社長の正しい姿勢を持って進んでみませんか。

所長による経営随想コラム R0407号

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